今年は、お客様にルールとシステムをもう一度しっかり理解する必要性を、お話していきたいと思っています。
儲ける。売上を上げる。お客を増やす。そのための戦略やノウハウ等を学ぶことは大事なことです。
ランチェスタービジネス京都もそのお手伝いをさせていただいていますが、ただ、そのことだけに思いや考えがいきすぎ、経営をする前提となる様々なルールやシステムの理解が後回しになっているケースが無きにしもあらず?ではないかと思うことがしばしばあります。
ルールやシステムを理解し、消化することが必要なのは、これらを厳格に適用しなければいけなくなったときに、企業経営が困難にならないようにするためです。
では、理解しておくべきルールやシステムとはどういうものがあるのでしょうか?
例えば、身近なところでは従業員の福利厚生。社会保険に加入していない会社も小さな同族会社では多くあります。家族経営だとまだいいのですが(法律上はよくありません)従業員を雇っている会社で、加入していないところは、今後規制が厳しくなりどうしても加入しなければいけなくなったとき、保険料の負担に耐えられるように余裕を持って経営をしているのでしょうか?
近い将来、パートの方も一定の場合に社会保険の加入が必要となる予定です。パートを多く雇用されているところは、このことも計算して売上計画、事業計画を立てているのでしょうか?
有給休暇も、半年以上働いていれば、10日は付与する必要がありますが、有給休暇どころか、週40時間制やサービス残業が当たり前の会社も多く見られます。
週40時間でも今の利益が出ますか?残業代を払っても今の利益が出ますか?
そんなことができているとか、できていない、法律を守っていないから悪いとか、とやかく言うつもりはないのですが、ルールを守って経営を行った場合も利益が出るのか?ということは常に意識しておく必要があると思います。
ほかにもあります。身近なところ。会社が納めるべき税金。税金の種類とその計算方法を知らない経営者がおられます。アウトラインでいいのです。税金ばっかり払っていると嘆いたり、税務署に毒づく方がおられますが、そんなことをしても何もかわりません。
むしろ、会社を取り巻くシステムのひとつとして、早く理解しておく方が賢明でしょう。
経費になる支出、ならない支出の区別、それぞれが利益と資金繰りにどういう影響を及ぼすか?そんな、そろばん勘定がすぐできることは、商売人の常識です。
人の採用や賃金制度もしかり。自分のところはどういう雇用形態がいいのか?年功序列は古いと言われ、あまり考えないで成果主義を導入していませんか?高度な技術を持つ人を育てる必要がある職種では、成果主義はあまりそぐわないですね。
また、コストだけ考えて採用を控え、派遣やパートで代用していませんか、気がつけば、正社員は管理職ばかりで高齢、あとはパート、契約社員、派遣社員なんてことになっていませんか?
若い人がいない企業は活性化しませんし、年齢に応じた会社内の役割分担ができなくなり、企業の存在自体が危うくなりかねません。
きちんと年齢構成と賃金コストを考えて長期的な採用計画を立てていますか?
面倒くさいことを色々書きましたが、要は会社が守るべきルールと会社が存在する、この社会のシステムを無視して利益を出しているとしてもそれは本当の利益とはいえないことをお伝えしたいのです。
ルール、システム等を理解し、消化して、全部織り込んだ上で、商品の値段や目標客数や、計画など考えて経営を行っていただきたいと思います。
そんなことしたら経営が成り立たない。なんて言わないでくださいね。
経営者なんですから!(自戒を込めて) |