毎年年初に、昨年読んだ本や、聴きに行ったセミナーなどを振り返りながら今年の計画の参考にするのですが、今年は少し気になることがあります。
それは、昨年読んだ本で繰り返し読んでみたいと思う本が殆どないことです。
そういう選択の仕方をしてしまっているのか?
若しくは、繰り返し読んでみたいと思えるほど、深く読めていない、つまり読み方に問題があるのかもしれません。
「学んで思わざれば即ち罔し」という言葉があります。ご存知、孔子の言葉です。本を読むだけで考えることをしないと、よけいに混乱するよ。という意味ですが、まさしくこの状態にある気がします。これなら読まないほうがマシかもしれません。
そういえば、「考えることをしない」ということでは、同じように気になっていることがあります。
それは、ランチェスター法則をベースにした竹田ビジネスモデルに関する取り組みについても同様のことが起こっているのです。
教材で勉強を重ね、社長塾やセミナーでご紹介するのですが、最近時間に追われて、考えるということが少しおろそかになっている気がしていました。
ただし、ここでいう「考える」とはただ1回考えてみるというようなものでなく、かなりしつこく、執念のように考える。というようなニュアンスであると思ってください。
例えば、本を読んで「知識」や「気づき」を得る。という話はよく聞きますが、知識、気づきを得て、少し考えて、でもそれだけでは行動できません。
私もできるつもりになることは多いのですが、実際にはなかなかできません。できるような気分にさせる本はたいしたものですが、やっぱり、実際の行動に結びつきません。
これは、大脳生理学でも明らかになっているように、知識分野は大脳皮質、行動分野は大脳辺縁系とそれぞれを司る脳が違うのですから、無理ありません。「人間の行動は、理解や考えのもと、行われているのではなく、内面的衝動が決める」ともいわれています。
余談ですが、計画的な犯行に較べて、衝動的な犯行のほうの刑が軽くなるのも、人間はカッとすると何をするかわからない動物だと理解されているからでしょうか?
まあ、いずれにしても、知識、考えを行動に移すことは至難の業らしいのです。
よく、「行動が大事だ」「行動しなければ何も始まらない」と、行動しないことを非難するような言葉を聞くことがありますが、行動しないのではなく、行動できないのが普通なのでしょう。
とりあえず、自分はどうして行動できないのだろう?と悩んでいる方は、安心してください。それが正常なようです。そんなことで落ち込んで暗くなる必要はないようです。
しかし、難しいからといって行動しなくてもいいわけはありません。要はこの知識、考えと行動をどのようにして一致させるか?が問題なのですね。
かつて若かりし頃、音楽の勉強をしていた時期がごくわずかあるのですが、そのとき「理論等は学んでも、楽器を演奏するときは無意識に沈殿しなさい・・・」といわれたことがあります。
『無意識に沈殿』させろと言われても。一朝一夕にすぐできるようなものではありませんが、ここに、知識、考えと行動を一致させるヒントがありそうです。
そういえば、竹田先生はよく思索をしなさいと仰っています。考えるだけでなく、知識を仕入れるだけでなく、思索に耽る!
表現は違いますが、竹田先生も同じことを仰ているようです。
でも、いずれもそんなに簡単なものではないことは容易に想像できますよね。
竹田ビジネスモデルである経営の8大要因。これを実行するのが難しいのも、知識、考えと行動が一致しないことが原因なのですね。そして、それを可能にするには執念に近い学習と思索の繰り返しのようです。
竹田先生のセミナー、本、教材を数回見聞きして、理解したつもりになっているけれども、実際に落とし込めない。私を含めて、そんな経験のある方は、まだまだ竹田ビジネスモデルの沈殿の仕方が甘いようです。
これは一度徹底して、学習→考えるということをやってみる必要がありそうです。
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