昨日、テレビのニュースで新手の振り込め詐欺事件が発生していると報道されていました。
今までの、裁判所からの「支払命令」は郵便で、偽装されていましたが、新バージョンは「支払命令」をメールで送るというものらしいです。
メールの文面には「裁判所からの告知を装う詐欺対策として、この電子メールには最高裁判所認証局によって電子署名が付与されている」なんてことを書いてある、手の込んだ内容だそうです。
同じく昨日、郵便局へ行ったとき、偶然にも同じような詐欺に対する注意喚起のチラシを見ました。
そのチラシにあった、詐欺の名称は「貸します詐欺」
名称だけ見ると、「え〜どういうこと?」「貸してくれるのがどうして詐欺になるの?」と思ったのですが、チラシを読んで納得!
この「貸します詐欺」の手口は、知らないところから、 “お金貸します”とダイレクトメールや携帯メールが突然送られてくるそうです。
ここには、低金利、高額貸付、債務一本化など甘い言葉がならんでいるそうです。
このダイレクトメールや雑誌、ホームページに問い合わせて、融資を申し込んだところ、「本審査が通りました。登録料55,000円が必要です。この登録料は融資時ご返金します」とか、「保証人は不要ですが、保証料として123,000円必要です」などと言われ、その金額を振り込んでみても、その後、当然のことながら、融資はされないというような手口らしいです。
この詐欺を実行している悪徳業者は、大手の金融機関グループを名乗っていたり、知事登録業者を謳っていたりもするそうです。
どうして、そんな簡単なウソが見破れないのかと、訝しがる方も多いかと存じます。
しかし、貧すれば鈍の言葉の通り、お金に切羽詰った人間の精神状態は驚くほど異常です。
現実的に起こりえない、絵空事を頑なに信じて行動したり、後先の見境なく行動されることが多いのです。
そのような例は仕事柄、私もたくさん見てきました。
経営においても、経営者はお金に窮すると、本業そっちのけで資金繰りに奔走します。
こうなると、お客づくりなどに、じっくり取り組んでいる時間及び精神的な余裕はなくなり、ますます、ジリ貧になります。
こういう状態になりたい経営者は、一人もいないはずです。
その思いが高じて、経営者は、資金繰りに困らないためには、お金が大事だと思うようになります。
確かに、こう考えるのも仕方がないことかもしれません。
しかし、度を過ぎて、経営の目的がお金になるとちょっと困ります。
お金のためならどんなことでもする!なんて極端な考えを持つ方が出てくる可能性もあります。
お金は手段です。
商品づくり、営業づくり、顧客維持のための、つまり、お客づくりに必要な手段です。
そもそも、資金繰りが困難になるということは、経営に戦略がなかった。ということです。
財務にだって戦略はあるのです。
その方たちに、本当に必要なものは、融資でなくて、経営の戦略実力ではないでしょうか?
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