昨日の京都新聞に載っていた、編集部の方の記事をご紹介します。
この方がコンビニのトイレを、利用されたときのことだそうです。
トイレのドアを開けるとすぐ、こんな張り紙がしてあったというのです。
「当店のトイレを清潔に使っていただいき、誠にありがとうございます。」
普通は「清潔に使ってください」とお願いするような言葉が多いのに、いきなり「使っていただき、ありがとう」とお礼を言われ、うまく考えたな!と感心したそうです。
しかし、同時に巧みすぎて、後味の悪さを感じられたと書かれていました。
他のお客にも気分よくトイレを使っていただけるように、清潔に使って欲しいということを、お客の気に障らないように表現しようとされたのでしょうね。
しかし、新聞社の方は、後味の悪さを感じられた。この張り紙は果たして、成功なのか?失敗なのか?
この例を読まれて、皆さんはどのように感じられたでしょうか?
ランチェスター竹田ビジネスモデルでいえば、顧客戦略の範疇になるのでしょうか!?
いや、経営原則でもありますね。
経営の目的を達成しようとするとき、自分の意思ではどうにもならない、二つの要素があります。
ひとつはお客、もうひとつは競争相手。
そのうち、商品購入決定権を持っている、お客に対しては、「好かれて、気に入られて。忘れられない」ようにすることが肝心です。
そのためには、経営を顧客起点の発想で行うことが必要です。
顧客起点の発想とは、すべてお客の立場をスタート地点として経営を考えるやり方です。
基本的姿勢としては、お客に対して、報いを求めないという姿勢でサービスすることでしょうか!?
駅やテナントビル、社内など、公共性が高いところは、よくこの例のように「清潔に使ってください」という意味の張り紙をよくみかけます。
しかし、例えば、ホテルでこのような張り紙をあまり目にすることはありません。
なぜでしょうか?
コンビニの目的は、お客にモラルを訴えたかったのでしょうか?
サービスの一環として、トイレを設置しているとすれば、汚れたら、掃除すればいいのではないのでしょうか?
汚れていて、他のお客に不快感を与えるおそれがあるのなら、まめに掃除する仕組みにしておけばいいのでしょうね。
些細な出来事かもしれませんが、顧客起点というものを考えさせられた記事でした。
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