“人は見かけで判断してはいけない”といいますが、会社も同じのようですね。
いい車に乗って、いいお酒を飲んで、羽振りが良さそうに見えたある経営者の会社が閉じられました。
考えれば、一人当たり純利益が30万円程度の中小会社では、安泰ということはあまりないでしょうから、そんな贅沢をしていること自体がおかしいですね・・・
長年、利益を出し、自己資本を蓄積してきた優良な会社でも、油断大敵です。
さて、会社を閉じられた経営者の経営のやり方は、大会社のようでした。
ランチェスター経営の竹田先生は、「商品戦略」で『3大ダメ』という定義をされていますが、これに近いものでした。
その『3大ダメ』とは、
@市場規模が大きな商品を作ったり売っているが、業界の地位はビリ、というのが一番ダメ
Aいくつもの商品を作ったり売っているが、どれも負け組商品ばかりというのもダメ
B多くの業界に手を出しているが、どれも負けているというのもダメ。
これが『3大ダメ』です。
今、これが流行っていると思えば、その業界へ進出したり、関連商品を取り扱うのですが、そういうところは強い競争相手がいるので、いつも中途半端な地位で、強いものが無く、利益が低い状況だったようです。
そこへ持ってきて、利益も借入金もごちゃ混ぜにして、とにかく会社に入ってくるお金を、区別なく使っておられたようでした。
いつも、発言は壮大なのですが、実態が伴わず、地道でコツコツやることを格好悪いことだと感じておられたようでした。
この経営者が手本?にしておられた強者の商品戦略を知っておくのも私たちの経営に役に立つでしょう。
強者の商品戦略の特徴は、まず、大衆相手にした物量戦があげられます。不特定多数を相手に、使用頻度が高いものを繰り返し売っていく。不特定多数×繰り返し=市場規模大です。
次に、商品の種類を多くする複合戦。商品の種類を増やし、幅を広くして盲点をなくします。
三つ目が、周辺の業種へ進出します。
これらを実行するためには、莫大な資本とたくさんの人が必要になります。
これを小さい会社がやると「狂者の戦略」となり、空中分解するそうです。
でも、やりたくなりますよね。多くの人が買ってくれそうなものを買ってくれそうな場所で、売りたくなるのが人情ですねよ。
商品の種類を増やせば、もっと売れるように思うし、たくさんの業種を手がけていれば、どれか当たりそうに思ったり、万一のときのリスク回避ができそうに思いますよね。
私だってクラッときそうです。
見えないものをしっかり勉強しないと、正反対の戦略を実行しそうですね。
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