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小さいからこそ優位なこと

様々な会社を身近で見ていると、小さい会社はもしかしたら、すごい可能性を持っているのでは?と思うことがあります。

例えば、まだ事業を始めて3年ほどのA社は、社長も含めて2〜3人でやっているような会社ですが、当然ながら人、資金などの手段が少ないため、やむを得ずですが、軽装備に徹することができます。

軽装備が効果的なのは、そのスピードです。

会社の歴史は浅く、経験も少ない。当然お客も少なく、日々お客づくりに懸命にならざるを得ず、スピードは自然と早くなります。

決断、実行が早いのです。

ランチェスター竹田ビジネスモデルを勉強し、経営に生かすことができるアイデアが生まれれば、次の日から実行します。

上手くいかなかったら、また考えて、実行します。思いつくことは何でもやろうという姿勢が見えます。

商品、地域、客層の経営3本柱に強いものはまだありませんが、持たない分だけ、絞込みができます。

一方、同じ小さな会社でも、2〜3代以上続いているようなB社。

歴史がそこそこあり、独自の経営哲学や成功哲学があるため、必要性を感じても、なかなか革新できないもどかしさがあります。

弱い商品、地域等があっても、長年関わってきたので、思い切ってカットできない。老舗という意識が邪魔して、逆に思い切ったと行動をとれないケースもあります。

P・F・ドラッカー氏の著書に組織に関する次のような記述があります。

「社会、コミュニティ、家族は安定を求め、変化を阻止しようとする。これに対して、組織は、イノベーションをもたらすべく組織される。

組織は、製品、サービス、プロセス、技能、人間関係、社会関係、さらに組織自らについてさえ、確立されたもの、習慣化されたもの、馴染みのもの、心地よいものを体系的に廃棄する仕組みを持たなければならない。

要するに組織は絶えざる変化を求めて組織されなければならない」

A社は、“現状でOK”というものがないので、変化せざるを得ません。変化することを厭わず、変化に馴れています。皮肉なもので、安定を求めて、常に変化していきます。

一方B社は、家族やコミュニティに近づいているような、安定指向が見られることがあります。

2〜3代以上続いてきたということは、創業から現在まで変化してきたのでしょうし、対応力があったのだと思われます。

しかし、知らず知らずの間に、変化の幅とスピードが少々衰えてきたのかもしれません。

今後、A社の経営者が、目標に対してたくさんの時間を投入し、あきらめずに通常の2〜3倍の期間を続ければ、きっと1位をつくる日が来ると確信しています。

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