先月参加させていただいた互敬塾で、講師の服部先生に何冊かの本をご紹介していただきました。
そのうちの1冊「千年、働いてきました」(角川書店)という新書を購入し、読みました。
この本は、日本の老舗企業について書かれたものです。
皆さんは世界最古の会社をご存知でしょうか?
実は、大阪の「金剛組」という建築会社だそうです。
創業は西暦578年、時代で言えば飛鳥時代から続いているそうです。
西暦593年に、四天王寺を建築したのがそもそもの始まりだったということです。
著者が述べておられます。「僕は歴史の年表を引っ張りだして見て、思わずのけぞってしまった。だってあの預言者マホメットがイスラム教を開いたときよりもむかしなのである」
これを読まれて、すごいな〜と思われませんか?イスラム教より昔だなんて・・・・
創業1,400年ですよ!
創業100年以上の会社は、大学の先生たちの研究によれば日本に10万社はあるそうです。
これらの老舗企業は、創業からずっと変わらぬ伝統的な製品、商品を扱っているのかと思ったら、案外そうでもなく、現在のデジタル化された社会に対応して、というよりも、現在も大きな役割を担われているケースもたくさんあります。
この本の冒頭でも紹介されていますが、例えば、携帯電話。
ケータイの折り曲げ部分には、創業300年、京都のもとは金箔屋さんだった会社の技術が活かされています。
着信をぶるぶる震えて知らせる、バイブ機能になくてはならない、特殊な小型ブラシを作っているのは百数十年前の開業当時、東京日本橋で両替商をしていた会社だそうです。
ケーターイの心臓部に当たる発振器。これは神奈川の老舗企業が開発した世界的な特許を持っている発振器だそうです。
これらはほんの一例で、他にも優れた老舗企業と、その持続力に関
しての紹介がされています。
弊社のお客様にも創業80年を超える会社はあります。その方は、自社について「うちは、まだまだ赤ん坊です!」と言われます。
京都では、創業100年以上という会社は比較的多いのではないかと思います。
そのような会社経営者のお話を聞いていると、奇をてらったようなことや、急成長を目指すようなことはせず、いかにして潰れずに続けていくか。を念頭に事業経営をされているような感がします。
「続ける」それは「発展」や「拡大」という言葉と較べると、何か消極的な感じがしますが、決してそうではなく、逆に時代の変化に対応し、革新を続けていくことで可能となるものではないでしょうか?
お客、競争相手、経済情勢に関する情報収集や経営そのものの学習経験蓄積を怠らず、感性を磨きながら、仕組みを作る作業を時間をかけて行ってきたのが老舗でしょう。
くらべものにはなりませんが、私も開業をするにあたって、やめるときのことを考えていました。やめるとは、次の人に引き継ぐことです。いかに、次代に引き継ぐか?
そのために、必要なことは、私自身が有名になったり、カリスマ性を持つのではなく(そうなりたいと思っても、所詮無理ですが・・・)
また、私しかできないことを見つけることでもなく、誰でもできる仕組みを作ることです。
現在進行形で努力中です! |