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ラグビー“スーパー14”の戦略

2月に入り、ラグビーのスーパー14が始まりました。私にとっては仕事が最も忙しい時期に行われるのが残念ですが、楽しみな時間が増える季節です。

日本ではあまり人気の無いスポーツゆえに、スーパー14をご存じない方も多いかと思います。詳しくはこちらで!

ラグビー会は大きく分けて、イングランド、フランス等を中心とする北半球とスーパー14に参加する、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの南半球の2大勢力に分かれます。

私の印象では南半球の陽に対して、北半球の陰というイメージがあります。

これは南と北という文字や、気候から連想しているところもあるでしょうが、スーパー14の影響が大きいような気がします。

ラグビーといえば長年アマチュアリズムを大事にしてきました。

1882年にイングランド、スコットランド、アイルランド、ウェールズの4カ国で、第1回が開催された4カ国対抗戦(今は6カ国対抗戦、シックスネイションズといわれています)以後、ラグビーといえばこの対抗戦が最も価値有るゲームといわれてきました。

その証拠に、サッカーでは世界一を決める最大級のイベントであるワールドカップも、ラグビーではまだ歴史が浅く、やっと1987年に開催されるようになり、まだ5回しか開催されていません。

しかし、1996年、国際ラグビーボード(IRB)はアマチュアリズムの撤廃をし、プロも認めるオープン化に踏みきりました。

ここに着目したのが、かのメディア王のマードック氏。多額の放映権料を投入し、ラグビーを変えました。

スーパー14はアタッキングラグビー。つまり攻撃重視です。これはテレビ向けの戦略で、華があります。

各チームが攻撃を重視せざるを得ないポイント制にし、スピード感溢れる、エキサイティングなゲームが繰り広げられるようにして、テレビ映えするように考えているようです。

確かに、北半球のラグビー放映とスーパー14の放映を見比べるとアングルなどが全く違います。

他にも、かつてのラグビーでは考えられなかった、ハーフタイムにチアリーダーがあらわれたり、グランドに広告がペイントされていたりと、北半球や日本のラグビーと趣を異にします。

アマチュアリズムから解放され、戦略を持つようになったようです。

スーパー14を見ていると、日本のラグビーも、人気を得るためにまだまだ、やっていないこと、できることがたくさんあるように感じます。

さて、スーパー14に少し異変が起こっています。今年はラグビーのワールドカップ年です。

ニュージーランドはどうしてもワールドカップで優勝したいのか、トップ選手をプロテクトして、スーパー14の前半戦には出場させないようです。

1996年以後の11年間のスーパー14で、ニュージーランドのチームが9回優勝しており、多くのファンを抱えています。

ニュージーランドのトップ選手の存在感は特別なものがあり、スーパー14に欠かせない存在です。

ワールドカップで優勝したい気持ちも分かりますが、ファンにとっては寂しいシーズン前半となりそうです。

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