ランチェスター法則では、「弱者は弱い所は切り捨てて強い所をより強くせよ」といいます。
しかし、実際にはこれがなかなか難しいことなのです。
ある会社では、部門別の会計を行い、ここ数年間の各部門の売上高や各利益を把握できています。
ある部門の業績はここ数年低下する一方です。
商品が飽和状態で、衰退期に入っていることもあり、業績が良くなく、今後も改善しないのは誰もがわかっていました。
しかし、このように、数字でも明確に出ているのに、この部門をカットできません。
度重なる経営会議においては、むしろ、なんとかテコ入れできないかと検討が繰り返されました。
カットできない理由の一つは、その事業が創業事業であったので、必要以上に愛着があったのかもしれません。
また、こういう例もあります。
新しく事業を始められた方ですが、創業時期ということもありなかなか結果が出せません。
創業当初はある程度、仕方がないものです。創業期は我慢してひとつの事業に絞り力を入れていくべきです。
しかし、この方はひとつの事業にじっくりと取り組むことができず、すぐに違う事業に手を出されます。
アイデアは豊富でたくさん出てくるのですが、どれも軌道に乗る前に非関連の業種に浮気するので、弱いものばかりになってしまいます。
小さな会社の経営では、場規模が小さくても、部分的でもいいから、とにかく経営のどこかに1位を作るということが大事です。
一般的に、会社の弱い所に力を入れてそこを強くしたり、まんべんなく力を入れて全体を強くしていった方がいいように考えられていますが弱者が採用する戦略ではありません。
先ごろ、あのパナソニックもプロバイダ事業から撤退しましたよね。
これはすべてのことに当てはまります。商品、地域、そして人も同じです。
従業員教育においても、その人の欠点を直すようなことは、実際には不可能です。
無理に弱点や欠点を直す教育をすると、せっかくの長所まで生かせなくなり結局すべてがダメになります。
経営も人も一緒です
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