「利益は出ていても、お金は残っていないよ!」そう嘆く経営者はたくさんおられます。
会計では、任意に区切られた“期間”の中で黒字か、赤字かを計算するルールになっていますのでこのようなことはよく生じます
ある期間では利益が出ていても、今日現在、お金はまだ入ってきていない、1〜3か月先になってから回収できる。ということは経営では普通のことです。
しかし、期間を考えなければ利益は必ず会社に現金として入ってきます。
たいていは、それがそのまま現金で会社に残ることは少なく、借入金の返済をはじめ債務の支払い、商品購入やその他の投資に回されるのが普通なので、ここにも利益と現金が一致しない原因があります。
会社によって資金構造は異なりますので、自社の構造がどうなっているのか!?経営者なら当然知っておく必要があります。
利益についても、ただ黒字であればいいというわけではありません。
まず、最低限必要な利益があります。これを私たちは“絶対必要利益“と呼んでいます。これは、各会社によって金額が違います。
この絶対必要利益は、新たな投資に利用できるものではなく、会社の現状維持がその役割となります。
実際の経営では、絶対必要利益だけでは新たな投資等ができないので、革新が加えられず経営の陳腐化が生じる可能性があります。
これでは現状維持も難しくなります。
そこで、絶対必要利益に、将来の投資原資、将来の不測の事態に備える保険分等を加えた目標利益を設定する必要があります。
目標利益を稼ぐにはどうすればよいか?ここに戦略が必要になります。
商品、地域、業界・客層、営業、顧客維持、組織、財務、時間。
この8つについて戦略、戦術を考え実行していくことになります。
そして、その戦略、戦術が有効に機能しているかどうかを測るのが、また会計の役割になります。
私の経験では
目標利益の設定(目標設定)→戦略、戦術の実行→会計等で効果確認→次の実行。このサイクルを実行している会社の黒字率は90%程度。実行していない会社の黒字率は20%程度。
どうしてこのような差が生じるのか?理由はいくつか考えられますが、論より証拠。まずこのサイクルを作ってみませんか!?
|