セミナーや社長塾をやっているときに、参加者から「もっと事例を教えて欲しい」という要望がよくきます。
事例はできるだけご提供しているつもりなのですが、そう感じられるのであるならば、私の努力がまだまだ足りないことと反省いたします。
しかし、なかには「自社にピッタリ合う事例を入れてほしい」との要望があります。
これは少し難しい注文だと思いながら「どうしてですか?」とたずねると、「すぐ使えるように…」とのお答え。
困りました。
私が行うセミナー等はランチェスター法則をベースにした経営の原則です。竹田ビジネスモデルそのものです。
事例をご紹介する理由は、その竹田ビジネスモデルをより理解してしていただくための方法だと考えています。
私が理解している竹田ビジネスモデルは、ランチェスター法則がその根幹ではありますが、経営を論理的にとらえた経営物理学と呼べるものであり、経営の全体像を捉えて、経営の構成要因一つ一つについて科学的に考え、そしてまた、それをひとつに合体して経営全体の整合性を考えるやり方です。
ですから、そこには例えば、「○○業でうまく成功した営業方法」や「××業で効果的なDM」的菜な具体的なノウハウや戦術をご紹介することは目的ではありません。
たまに、話の流れの中で触れることはありますが……
当然ながら、あなたの会社に合う事例はこれこれで、こうすればあなたの会社は飛躍的に儲かります。的なことは一切お話しできまん。
戦術は経営の一部ではありますが、それのみでは継続的に利益性を高めることはできません。
逆に、戦術面のある部分だけを突出させると一時的には業績が良くなっても、その戦術が通用しなくなったときは、たちまち手の打ちようがなくなります。
どの時代にも、どの業種にも共通して通用する経営の原則を理解して、経営を効果的に進める方法を、自分で考える能力を身につけていただきたいと思います。
いつも言いますが、業績の98%は社長で決まります。
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